統計学を復習中
統計学を復習しています。
統計学の復習といっても、これまで本格的に数学を勉強したことがないので、しっかりと数学の本を読み解いていくのは、これがほぼ初めてです。
以前統計学を勉強したといっても、あくまでも研究の手法としての統計学であって、しっかりとした数学的な理論というよりも、こうすれば正しい実験結果だと言えるというような経験的な知識になってしまっていました。
なので、今回はしっかりと数学として統計学をとらえなおすという意味で、勉強しなおしています。
とはいえ、いきなり難しい本に取り組んで挫折してしまっては元も子もないので、まずは入門書として名高いこの本に取り組んでいます。
- 作者: 東京大学教養学部統計学教室
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 1991/07/09
- メディア: 単行本
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この本は、統計学を俯瞰するような内容になっており、浅く広く統計学の理論を解説していってくれます。
書き方もわかりやすく、奇を衒わない古典的な教科書といった雰囲気です。
個人的には非常に気に入っています。
ただし、読みやすいとはいえやはり数学の専門書なので、少々戸惑うこともあります。
数学科の学生にとっては当たり前、というかお約束であろう記号の意味などは、あらかじめ知っていないとちんぷんかんぷんになることが何度かありました。
そんなときには、基礎数学のような科目の講義ノートをネット上から拝借して都度調べることにより大体解決します。
特に集合論周りの記号の意味だとか、値の範囲を示すカッコの意味だとかは講義ノートのお世話になりました。
そんなわけで、詰まったり調べたりを繰り返しながら、徐々に読み進めており、現在半分くらいまで読み進めてきております。
この調子でいけば遅くとも年内には読み終わる見込み。
どこかのタイミングで、統計関連の知識なんかをまとめられればとも考えておりますが、まだめどが立たないですね。